圭が行くと街がある

山梨県から愛知県岡崎市に移住。スノーピークが展開するコワーキングスペース「Camping Office osoto」の運営企画を通し、地域の文化を醸し、地域ビジネスの創出を目指す。 日頃感じた「場づくり」、地域での「暮らし」「働き方」のことを発信して行きます。

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こんにちは、いいだけーです。

岡崎市に引っ越して1年半、
個性の強い素敵な本屋がもっと暮らしの近くに欲しいと思っていました。


本は音楽と同じで、選ぶ人の個性がものすごく出るもの。
また、2つの面白さがあると思います。


なぜそれを選んだのか、その本のオススメポイントなどを聞くことによって、
その人のパーソナルな考えがわかるという面白さ。

そして、自分では選ばない新たな価値観を広げてくれる本と

出会うきっかけをくれる面白さがあると思います。

 

それが前面に出てる本屋が個人的には面白いと思いますし、
人と人を出会わせ、街の文化を作っていくのかなと思います。


でもそんな本屋がいきなり出来るのはハードルが高い。
なので、まずは1日だけ誰でも本屋さんになれる「一箱古本市」を開催し、
まちなかに本がある風景を作り、本を介して人の考えに触れたり、
街に触れられる機会を作りたいと思ってます。



開催日程は11/11(土)10時〜16時まで。
場所は岡崎市の連尺通。
公共空間の社会実験もあり、歩道が比較的自由に使えます。


古本市だけでなく、本と相性が良い素敵なものや食べ物もある空間に出来たらなと思っています。
出店してみたい、関わりたいと思う方がいらっしゃいましたら以下にメールをください!
okazaki.hitohako.furuhonichi@gmail.com
 

改めてしっかりとSNSやチラシで告知もさせていただきますが、
まずは開催告知と出店者を募集させていただきます。

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<写真はこうふのまちの一箱古本市の様子で土屋さんから拝借>


自分自身BEEKの土屋誠さんが山梨で開催するこうふのまちの一箱古本市に出店して、
出る楽しさと行く楽しさを実感しています。
是非一緒に本のある日常を岡崎で作りませんか?



どうも、いいだけーです。

愛知県岡崎市に移ってきて、毎日過ごしているんですが、
本当に暮らしやすいなって思います。

38万くらい人口がいるのに静かだし、公園も多くあって、
すてきなお店もたくさんある。 

ただ、1点注文したいのが、いい感じの古本屋がないこと。
いつも、康生通とかに欲しいなって思っています。


そんな古本欲が湧いたところで、
友人も出店している、
今長野県の諏訪市で開催されている 「くらもと古本市」へ行ってきました。 


くらもと古本市は以下のようなイベント(HPより引用)


美しい山々に囲まれ、信州一の広さを誇る湖を持つ、諏訪。
風光明媚なこの土地には、代々良質な日本酒をつくり続けてきた5つの酒蔵があります。
くらもと古本市は、老舗酒蔵を中心に全国各地の書店やコーヒーショップなどが集い、
諏訪に本とお酒を愉しむ空間をつくりだすブックイベントです。
古本だけでなく、新刊やリトルプレス、本にまつわる雑貨など、
会場には様々なアイテムが並びます。
本好きのあなたや、ほろ酔い気分を堪能したいあなた、
ここ諏訪の地でお待ちしています。 


僕も五つの会場ぐるぐる。

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<有名な真澄、建物も本当に素敵>

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<真澄会場・長野以外の素敵な本を扱う出店者も多々>

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<舞姫・レトロな雰囲気がとても良い感じ>

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<舞姫・2階の本に関わるブース、本以外に雑貨も>

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<舞姫・紹介しておいてもらったブックカバー>
 

今回は呑めなかったけど、
泊まりで来て、時間もあんまり気にせず、1つ1つのところでお酒を楽しむ。
そして、ゆっくり本も堪能する。
なんて最高なんだ!
間違いなく楽しい。

近くのリビルディングセンターでも素敵な本が並び、
ゆっくりと丁寧な接客してくれる。

間違いなく、期間中に通常日本酒のくらもとをまわる人とは
違う文脈の方が来てて、酒蔵や諏訪を知るきっかけになっている。

そんな素敵なイベントを主催する側が気になり、話を聞いてみました。

主催するのは主にインターネットで古本の売買を行っている、株式会社VALUE BOOKSさん。
インターネットでの販売の他にも、
上田市ある本屋「BOOKS & CAFE NABO」を運営等も行う。

そんなVALUE BOOKSの飯田さんに開催する理由をきいた。
(名字が一緒で最近移住したこともあり親近感)

今回のイベントも上田にある本屋NABOもそうだけど、
あったら良いなとおもしろいなを実現したのが大きな理由とのこと。

イベントを実施すること自体は会社にとって、ほとんど利益にはなっていない。
入場料、出店料もないし、市からお金をもらっている訳でもない。
唯一利益になると言えるのはNABOが出店してることぐらいかなと。 

でも酒蔵の雰囲気味わって、
お酒やコーヒーを味わいながら本を楽しむって、楽しいし新しい。
VALUE BOOKSの広報に繋がれば良いかなと語ってくれた。



あったら良いなを実現するって素敵だし、参考にしたいなと。
尚かつ、くらもと古本市は8回目。
無理がないように続けて行くことがすごいなと感じました



岡崎でも古本市か一箱古本市やりたいなぁ。


それでは。
 



どうもいいだけーです。


最近読んでいる漫画で、
インベスターZっていう投資の漫画があります。
ドラゴン桜を書いた三田紀房さんが 作者。


どんな漫画かは、以前書いたブログを
漫画「インベスターZ」から考えるお金のイメージ


今回14、15巻の「不動産投資の対決」が個人的にとても好きだったので紹介。

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漫画の内容は、以下。
主人公の財前とライバル藤田が投資の3番対決を行うことに。
今回は第2戦でお題は「不動産投資」
現金5000万円を元手に東京の不動産物件を購入。
審査員である投資の天才の気に入った物件を購入した方が勝ちというもの。


ここで2人が選んだのが、両極端。


財前が購入したのは、渋谷区にある私立の名門小学校まで300mのマンションの一室。
築20年、広さは60㎡の物件。
7000万円の物件をもろもろ交渉し、5000万円で購入。


一方、藤田は東京の歴史から将来のあがる土地を分析。
そこから足立区の綾瀬を選択し、広さは100㎡で築60年の3軒長屋。
5000万円の予算であったが7000万で購入。


結果は、、、
藤田が勝った。


え?と思うがそれは以下の理由に。
それがとても面白かった。


「感情が理論を超えること」

不動産は株とは違って客観的ではなく主観的なもの。
確かに財前が買った渋谷の物件は利回りも良く、選択するのは理論的。

藤田が下町を選び、長屋を買ったのは、ある若い木型職人との出会いから。
木型職人は長屋に入っていたが、将来は先細りで見通しも暗いと話していた。
ただ、続けている理由は伝統工芸が美しく、仕事が好きだから。

そこに感銘し、藤田は2000万円の予算をオーバーしてまで購入。
理由は「日本の伝統工芸を成長産業にする」という旗をたてるため。
やるべきことは、なくさないことと、
消えそうになるものを守ることをまずやると決めたのでした。

以上のプレゼンに審査員は感動し、藤田を勝者に。
理論的には財前のものが良かったかもしれない。
でも、藤田の先を見据えたストーリー、
情熱に心を動かされたことが最大の勝因となったのです!


今回の漫画の中で審査員の言った
「人の心を動かしたところに価値が生まれる」
が印象的だなと。

今回は不動産において感動が価値であるという話だった。
でも、個人的には日常の買うという行為も、
モノの良さは前提だけど感動やストーリーや情熱で買うことがあるなと。
直接作った人の話しを聞くとやはり心は動かされる。
そこにも大きな価値が生まれているんだと実体験から感じましたー。

 
そうそう、藤田が伝統工芸を成長産業にすると言ったとこ。
先日聞いた、中川政七商店の中川淳さんの講演で聞いたなぁと思っていたら、
巻末でインタビューが載ってました。笑


皆さん、おすすめの漫画ですので是非ー。


それでは。

 


みなさんどうも、いいだけーです。


先日雪が全然降らないと聞いていた岡崎市にも来て早々雪が降りました。
もはや吹雪でした。笑
大寒波すごい、、、。


前置きはそこまでにして、、、

今回のブログは今個人的にすごいハマっている漫画を紹介したいと思います。
その名も


「インベスターZ」
インベーダーではないですよ。。。



どんな漫画かというと、、、

本当に簡単に言うと、インベスターは英語で投資なので、いわゆる投資を題材にした漫画。
しかし、ただ単に投資のことが書いてあるのではなく、日本の歴史やお金というものそのものについて書いてあったり、就職活動にまで触れていたりと

投資だけでなくお金や金融を通して日本社会について学べる漫画なのです。



あらすじを簡単に

主人公の財前孝史は創立130年の名門超進学校である道塾学園にトップ合格した。入学式翌日に財前に明かされたのは学園の秘密。各学年のトップのみが参加する部活「投資部」が存在すること。彼らの使命は学園の資産3000億を運用し、年8%以上の利回りを生み出すこと。それ故に学園は学費が無料なのであった。財前はここで驚異的な才覚を発揮していく。

こんな感じの内容です。



僕なりにこの漫画について考えてみました。


作者である三田紀房氏はドラゴン桜で有名になった漫画家。
高校教育に対していろいろな面白い勉強方法などを描いて、大人気となりました。


それがなぜ高校という舞台は同じであるが、高校生には近いイメージではない投資、お金という題材にしたのかというと、次の3つのことが言えると思いました。



①まさかそことそこがという組み合わせの斬新さ
お金・投資 × 高校生というイメージが合わない同士を組み合わせることで興味を集め、オリジナリティを出そうとしたのではないでしょうか。


②日本人の投資・お金に対するマイナスイメージの払拭
 このことに関して、銀行時代から思っていたのだが一般的に日本人のお金に対するイメージがマイナスだと感じていて、お金は汚いものだ、お金の話を子どもの前でするのはみっともない、と思っている人も少なくないはず。
しかし、モノの価値を保存できるのはお金があるからであったり、経済が発展してきたなかで投資は本当に大きな役割を果たしました。また、現時点ではやはり生活の中では切っても切り離せないものであると思います。
貯蓄思考になったのも太平洋戦争時に国が 貯蓄を進め軍事費用にしたことが大きな影響を与えてるとのこと。
これらのマイナスイメージがあったからこそ、そこを変えようと考えたのではないでしょうか。

③金融の教育の必要性の提示 
お金はとても大切なものであるという認識があるが、お金に関して小学校中学校高校でほとんど教育されていないと思う。 また、家庭でもお金についてじっくり話すということはなく、投資やお金についてあまりよく知らないのが実情で、そこから、なんか良く分からないから止めとけとか、マイナスイメージにも繋がっているのだと思います。だからこそすごく分かりやすく、しかも高校生を主人公にして漫画で描こうと考えのだと思います。



僕自身、金融で働いていましたが、この漫画を読み、

投資や企業について歴史的背景等も絡めて知れた
のでとても勉強になりました。


だからといって投資をやろうって推進している訳ではないです。笑


ただ、もしお金や投資についてあまり知らないからという理由でマイナスなイメージを持っているのであればこの漫画を読んで知ってみるのも良いんじゃないかと思いました。 


「インベスターZ」おすすめです。


それでは。
 

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